今日はなんとも気持ち良い天気。
最近ずっと聴いているスタークラブの「PYROMANIAC」を延々リピートしながら
ひたすらザパンザパンと釉がけ日和。
時々強い風が吹いて、ヒヤッとしながらも
無事に窯詰めまで終了。
もうすぐ個展なので、
これでもかというくらい念をおくって
窯の扉をしめてみたのです。
大家さんから栗をいただいたので
久々に「茶巾絞り」に挑戦。
これは、神保町の李白で働いていたときに教わったものですが
栗に砂糖と塩少々を加え、とても簡単にかつ美味しくできる重宝なお菓子です。
潰した栗を布巾でキュッと丸めながら
なんだか神保町のお店にいたときに
この栗の茶巾絞りを朝一番に丸めていたときのことを
ふと思い出したりしていました。
目の前には白磁の壷、それに入り口のところにあった梅瓶、
壁にかかっている白磁の扁壺、
マスターが摘んできたハナイカダに野菊、赤マンマ、ススキが活けられ
階段をあがったところには、古瓦と如来の文様が入った磚。
あの絶対的な空間の中に自分がいたということが
今のわたしの人生の中で、
とても大きな力となっていることに感謝しています。
●個展 「飄飄タリ西ヨリ来タル風」
10月4日~10月9日
12:00~19:00
西荻窪「ギャラリーMADO」
※ 写真の四寸三島皿も少しですが出品予定です。